2007/7月
しばしの休憩(爆睡)から目覚めると、ズ〜ンズ〜ンと頭が痛む。
その旨、看護婦さんに伝えますと、
「はるさんは、お産の際に痛みやいきみを自分では逃せなくなってしまったでしょう。だから、体が震えることで、その痛みを逃そう逃そうとしてたんよ。麻酔打ってもね、上半身ずっと震えてたもんね。頭も左右に振ってたから、麻酔が頭までいっちゃったのねぇ。きっと、2、3日は続くかもよ。痛み止め置いとくから、どうしても我慢できなくなったら飲んでいいからね。」
と言われました。
なるほど、あの震えは自衛本能だったわけだね。
その後、先生が部屋にきて出産時の説明をしてくださいまして。
・児頭骨盤不適合(不均衡)
bebeちゃんのオハチ(頭)とあたしの骨盤の大きさがマッチしとらんかった
・廻旋異常
胎児が産道を通ってくるときは、頭を右回転させて出てくるんだけれども、うちのbebeちゃんは、逆回転しておった
・胎児ジストレス(胎児仮死)
そんなこんなで、bebeちゃんは心拍数が落ち、羊水の中でうんちしておったくらい、苦しんでおった
・超緊急帝王切開
ってなわけで、他のことは一切考慮せず、直ちに手術し、一刻も早くbebeちゃんを出してやらにゃいかん状況だった。(”超”が付いてるあたり、ネーミング的にもその深刻さがあらわれてるよなぁ。)
らしく、実は結構な難産だったらしいということがわかった。
いやぁ、ちゃんと設備が整ってるとこで、ほんと良かったっす。
アザーッス! アザーッス!!
ほんでもって、なんであんな膀胱パンパンだったのかというと、
実は尿なんぞは溜まってなくて、子宮が腫れていたのだとか。
オイッ・・・
ほんでもってほんでもって、なしてあんなに右足の付け根が痛んでいたのかというと、
どうもお腹の中にいるときから、bebeちゃんはそちら寄りにポジション取りをしていたようで、でてくるとき逆回転するもんだから、余計に違うとこをグリグリグリグリと圧迫し、そんであの猛烈な痛みがでたのだろうと。
オイッ・・・
そしてでてきたガッツ(bebeちゃん)は左巻き。
まぁ、つむじの左巻きは何とやらと申しますわネ。えぇ、えぇ。
(ってのは冗談で、つむじに関しては日本人は他の国と比べて左巻きが多い人種のようで、右と左の割合はフィフティ・フィフティくらいらしく。何とやらというのも、迷信ですね。)
ま、でも。アレです。
経過はどうであれ、母子共に無事だったので、ほんと感謝ですね。
心拍数ガタ落ちで産まれて来たガッツ(bebeちゃん)も、産まれてしまえばこっちのもんといいますか。
とにかく、元気元気元気の花丸印。
看護婦さんからも、「あの出産がウソみたいよねぇ〜」とお褒めの言葉を頂き。退院して1ヶ月検診のときなども、「あんときゃぁ、さすがに俺もどうなるかと心配したんぞぉ〜。はぁ〜、良かったなぁ!コリャコリャ!」と先生が頬擦りしてくださいまして(ガッツにね)。あたしにも、「よ〜頑張った!よ〜頑張った!」と両手で包み込み握手握手。
出産は病気じゃないとはいうものの、何があるかほんとわからない。
体験して余計身近に感じました。産科医療充実の必要性。
救える命をちゃんと救ってあげられるよう、頑張って欲しいものです。
がーばめんとのお方々!