2007/07/12 深夜〜午前
くら〜い個室(既に消灯時間ですので)で一人、陣痛と闘うのって、
寂しいですヨ〜。
立ってみたり、座ってみたり、寝返り打ってみたり、深呼吸したり。
何やっても晴れん。
携帯が使えたので、合間を見て晋ちゃんに電話するも、波が来ると貝になる。
まぁ、何もしないより、イテーイテーと言える相手ができただけでも役に立ったような、今思えばそんな気もしまする。
けど、やっぱり、一番役に立つのは現場の方ですよ。
夜中もずっと看護婦さんが様子を見に来てくれて、こういう姿勢が楽よ♪とか、背中を擦ってくれたりとか、飲み物もってきてくれたりとか、とても親身に寄り添ってくれて、やはり初心者のあたしとしては心強いものがありました。
そうそう。
痛みが来ると、とにかく息がしづらく感じるのですが。
出産前に講習で呼吸法がうんちゃらこーちゃらと習ったものの、やっぱその場にならんと臨場感も出ず。
いや、それが不思議なことに、自然と楽な呼吸って自分で見つけるもんなのね。
とにかく、痛くなったら深く長く息を吐く。
(ヒッヒッフー♪のヒッヒは、あたしにはいらんかったぞ。)
コレです。
朝方3時ごろ、本日1度目の診察。
結果、子宮口がまだ思うように開いてないので個室に戻り待機せよとのこと。
ま〜だ〜か〜よぉ〜 (泣)
朝方4時ごろ、先生が個室を訪れる。
あまりにあたしが脚を痛がるんで(2Fの分娩室で診察しますが、個室からそこまで向かいの部屋だというのに車椅子で移動してるし、診察台の上にすら自力ではあがれずといった状態だったので)、ちょっと様子がおかしいと思われたようです。
脚については、元々左足の付け根に持病があり、時々ふっと力が抜けて立てなくなるときがあったりしていました。
妊娠すると、それが右足にもでるようになり、また、今回は左というよりむしろ右足の付け根(コマネチする部分)が猛烈に痛むようになり、そこが元で脚が上がらず、歩けず立てずといった感じになっていました。
そういった話を先生としたところ、先生は診察中に気づいてあげれんですまんかったと言われ、子宮口の開き具合にもよるが、この状況ではちょっと普通分娩は無理かもしれん、朝11時に帝王切開にするかどうか決定しよう、そのための準備はしておくから安心しときなさい、旦那さんは立ち会えないのか?できれば連絡しといたほうがいい、と言われました。
先生はとても親身に話してくださって、帝王切開に抵抗はないか?だいじょうぶか?と、急な変更に私の不安がないかどうかまで心配してくれていました。
なんというか、親戚のおっちゃんと話しているみたいで、とても安心感があり、患者(?)の気持ちに添えるいい先生だなぁと、イテェ〜イテェ〜な中、思いました。
「んじゃぁ、ちょっくら朝の散歩に行ってくるわ!毎日できるときは1時間〜2時間、市営運動場のトラックを走りよるったい! トラックは時間計算するとにちょうどいいけんね、半周が○○分で・・・」
その後は痛みで聞き取れず(スマン、先生)、朝のジョギングにお出かけになる先生を、車椅子の上でうずくまり、脂汗を滲ませつつ見送りまして。
そういや旦那に連絡せぇと言われたなぁと、晋ちゃんに電話。
晋ちゃんは分娩に立ち会う予定はなかったのですが、帝王切開の可能性があるなら今から行くと言ってくれまして。
正直なところ・・・
嬉しかったデス。ハイ f ^ ^ *) 。
既に外は夜が明け、光が窓から差し込んでいる。
よっしゃ! これからが本番!! 神様、仏様、お母様ヨロシク!!と朝日を拝み、
自分に喝を入れる。喝を入れつつ、悶える。
午前9時、再び診察台に上がる。
先生がみえて診察するが、「なんや!膀胱がパンパンやんか! 導尿したんか!?」という声で再び導尿。そう、すでに2回目の導尿。痛くて痛くてたまらん。さすがに2回目、溜まっているはずもなく。先生も首をかしげる。
中を触診すると、子宮口がだいぶ開いていて、このまま普通分娩でもいけるかもしれないとのこと。ただ、まだ時間はかかるから、
「んじゃぁ、ちょいと髪を切ってくるたい!」
と、またまたお出かけ。
分娩台から見送るあたし。
せ、せんせ??(置いてかないでプリ〜ズ(T_T) !!)
いやぁ、産婦人科医ってほんと忙しいんだなぁ、忙しい合間を縫って色んなことやってんだなぁと、感心しました。