別に
「 はるが作ってる 」 なんつーオチでは、ないからネ。
福岡県の北九州市小倉 ( こくら ) 北区に、福岡で2大市場のひとつ・北九州の台所と呼ばれる旦過 ( たんが ) 市場があります。
ちょうどこの市場の北西、神嶽川沿いに ”
たいこ広場 ” と言う三角形の広場があり、夜になると複数の屋台が立ち並ぶのですが、メインは
おでん で、通称 ”
旦過屋台 ” と呼ばれているようです。 『
はる屋 』 も、この中にあります。
旦過屋台は、一風変わっておりまして。
夜の屋台なのにお酒
が全く置いてない。
そして、 ”
おはぎ ” が置いてある。
なんだそりゃ? でそ?
暖簾をくぐり店の中に入ったら、沢山のおでんが入ったでっかい鍋と、その横におにぎりとおはぎがきれいに陳列されたショーケースが目に入り
ちょいと
びつくし しますヨ。
『
はる屋 』 の
おやっさん に聞きますと、
なんでも昔はお酒も出していたそうな。
けれども、酔ったお客さんが周辺で大層な迷惑行為を行ったせいで、屋台自体を締め出す動きが持ち上がったそうで。
それでお酒は置いてない
と。
また、昔は夜間営業している店がなかったため、屋台でもパンやお菓子なんかを売っていたらしいのですが、時世とともにだんだんと売れなくなり。
結局
おはぎだけを置くようになったと。
まぁ、そんな理由らしいデス。
あ。
お酒
が置いてないといっても、歩いてすぐのところに夜中遅くまで開いているスーパーがあり、そこで自由に調達できますので、ご心配はいりません。
むしろ、酒代が安く済みますヨ。
( もちこみ
OKなのデス!
)
さてさて。
『
はる屋 』 について。
なんではるがこの店を好きかと申しますと
おでんが美味いのはもちろんのこと、やっぱなんつっても
おやっさん のキャラが一番デスヨ。
丸っこい体格に白いコックコートをはおり、さながらシェフのようないでたちデス。
そして、ヒトが好きなのか、よく話しかけてくれます。
おやっさんシェフのご機嫌が良くなりますと、 「
これ、食べてみんね? 」と珍しい具を賞味させてもらえるときもあります。
はるは、
牛のテールを頂きました!
ほろほろと柔らかく煮崩れたテールは、絶品
でしたよ。
(
ぅおっと! ほっぺたが落ちてしまわぃっ・・・ )
はるは、オーソドックスに ”
大根 ” ・ ”
たまご ” ・ ”
厚揚げ ” が好きなのですが、
ここに来るとついつい変わりダネにも箸が進み・・・
一通り
おでん を食い尽くし、
おはぎでまったりなんてしちゃいますと
店を出る頃には、おなかぱんぱんデス。
しあわせだなぁ〜 ♪
おでん で嫌いな具材なんて・・・ないなぁ。
春菊もエノキも練りモノも・・・
( トマトなんてのもあった気がしますヨ? )
ぜ〜んぶ大好きだいっ!!
あー。
こんなこと書いてたら
むちゃくちゃ ”
おでん ” 食べたくなってきたヨ・・・。